日記 2011年3月上旬

【2011/3/9(水)】

 (地球着々と回っている)18時頃に犬を連れて散歩に出ると、日が長くなったことが実感されるようになった。

 ここ少し、特段大げさなものではないが、口角(右側)に出来物がある。


【2011/3/7(月)】

 
 これ、(上記リンク先にもメモがあるが)「投稿!特ホウ王国(*)」だ。凄く懐かしい。上の映像はリアルタイムで見た。「パワプロ」のナックルボール並みに変化していて可笑しい。YouTubeのコメントによると、投げるとこう言う変化をするおもちゃのボールがあるよう。


【2011/3/5(土)】

 「まどか☆マギカ」9話で、エントロピー理論(*)が登場したが、そう言えばと思って、昨夜にピンチョン「エントロピー」を読み返した。
 長いインターバルを置いた2度目の読了に至って、これは僕のような非交流的な無職者にとって示唆的な所があると思ったので、ちょっとメモする。

 ピンチョン「エントロピー」は、ふたつの対照的なストーリーが交互に展開されるコントラスト鮮やかな作品で、その物語展開はエントロピー理論に従っている。
 物語の舞台はアパートである。一方のストーリーでは、若者達の交流的で放蕩な雑多な生活を描く。もう一方では、非交流的で潔癖な整然とした生活を送る男女が描かれる。ここではストーリーを追うことはしないが、一見すると前者の生活は無秩序であり、後者が秩序立っていると見える。ここで訳者・志村正雄による作品解説(*1)が参考になるのだが、エントロピー理論に従うと、前者こそが秩序であり、後者は無秩序となる。
 エントロピー理論によると、雑多な人間の交流こそが秩序であり、非交流的な閉じられた人間の在り方は、どれだけ自律的であったとしても無秩序である、つまりそれは最終的には行き詰まると言うのである。その行き詰まりをエントロピー理論では「熱死(*)」と言い、ピンチョンはこれを「リンボー(*)のようなもの」と述べている(*志村はリンボーを「中有(*)」と訳し、「リンボー」とルビを振っている)

 僕の生活をエントロピー理論に照らして考えると、僕は無秩序な生活を送っていると言える。であれば行き着く先は熱死である。ただここで留保が必要だと思うのは、人間は秩序立っていようがいまいがいずれ死ぬこと、そして主観があることである。

 今回、ひとつのキーワードを介して「まどか☆マギカ」からピンチョンへ飛んだが、ここしばらく、こう言う読書の方法があることを、何となく忘れていた。情けないと言うか、ちょっと泣けてくる(いや実際には泣かないけど)。
(*1) エントロピーという概念は(中略)熱力学の第一法則(エネルギー不滅の法則)に対して、第二法則とされるもの、すなわち一つの系の中では「分離(秩序)の状態が次第に混合(無秩序)という結果に変化する」こと(『スロー・ラーナー』(ちくま文庫)296項参照)

 右手人差し指の辺りにまたちょっと湿疹が出て来ている。嫌だな。


【2011/3/4(金)】

 今週は、火曜と今日の2回センターに行った。場には馴れて来たが、人間には馴染まない。他の利用者同士は仲良いと思う。その輪に入りにくいと言えばそうだが、入りたいとも思わない(他者への関心が薄い)(それは性分なのか、それとも感性が鈍磨しているのか)(その両者の複合の可能性もある)。センターとの関わり方について、どう振る舞えばいいか、ちょっと惑っている。(センターは人の輪に入らなくても平気で過ごせる場でもある)(もっともひとりでいると職員に構われる(お仕事ご苦労様と思う))(うーん……)

 201103041  5ヶ月前と比べると大分大きくなった。葉の棘も増えた。


【2011/3/3(木)】

 もう3日だ。早いな。ちょっと戸惑うな。


【2011/3/2(水)】

 早3月だ。日が過ぎるのが早い……。

 「アスキーアート」「AA」でGoogle検索すると、検索結果ページ左上のGoogleのロゴがアスキーアートで表示されるんだな(*)(*)、ちょっと洒落てるな。